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【コラーゲンとは?】意外と知らないコラーゲンの種類とはたらき
コラーゲンは、肌のハリと弾力を維持するための重要な構成要素であることはよく知られています。
店頭でも「コラーゲン配合」と記載された化粧品がたくさんあり、コラーゲン=美肌イメージでなんとなく使っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、本来肌に存在するコラーゲンは1つではなく、さまざまな種類が存在することをご存じでしたか?
実は肌には9種類ものコラーゲンがあり、その異なるタイプのコラーゲンが皮膚のさまざまな層に存在して相互作用することで、皮膚の構造や強度は維持されています。
そこで今回は、コラーゲンのそもそものはたらきと、肌に存在するコラーゲンの種類、そしてそのコラーゲンをキープする方法についてご紹介します。
コラーゲンを正しく知って、美しい肌を育てていきましょう。
目次
Ⅰ型コラーゲン
Ⅲ型コラーゲン
Ⅳ型コラーゲン
Ⅶ型コラーゲン
XⅦ型コラーゲン
2-4 紫外線やブルーライトがコラーゲンを減少させる?徹底した紫外線対策を
肌のハリに欠かせない5種類のコラーゲンとは?
先述したように、肌に存在するコラーゲンは9種類ほどあり、その中で特に重要な役割を果たすコラーゲンは5種類程度といわれています。
肌のコラーゲンは身体全体のコラーゲンの約40%を占めていますので、コラーゲンに美肌のイメージが強いのはその影響かもしれません。
肌で重要とされる主なコラーゲンは、Ⅰ型、Ⅲ型、Ⅳ型、Ⅶ型、XⅦ型の5種類で、これらが合成と分解を繰り返すことで、美しい肌は維持されています。
・Ⅰ型コラーゲン
肌の弾力に関係する「真皮層」に存在して肌の土台を作っているコラーゲンです。真皮の約70%をこのコラーゲンが占め、エラスチンやヒアルロン酸とともに肌のハリと弾力を担う土台を作っています。
・Ⅲ型コラーゲン
Ⅰ型コラーゲンと一緒に真皮でハリ・弾力を維持するためのサポートをしているコラーゲンです。赤ちゃんの肌に最も多いことから「ベビーコラーゲン」と呼ばれることもあります。
・Ⅳ型コラーゲン
基底膜に存在するコラーゲンです。表皮と真皮の接着剤の役割を果たしており、ハリと弾力のためにとても重要な成分です。
・Ⅶ型コラーゲン
基底膜と真皮をつなぐ役割を担っています。
・XⅦ型コラーゲン
基底膜と表皮をつなぐ役割を担っています。
これらのコラーゲンは、相互に連結した鎖のリンクのように機能し、皮膚の構造と抵抗力に不可欠です。
真皮のコラーゲンは肌にボリュームと密度を与え、さらに細胞の再生と構造の安定を促します。
ですから、美しい肌を育むためには、ひとつのコラーゲンを補うだけでは不十分。
肌を構成するさまざまなコラーゲンを総合的にケアしていくことが必要なのです。
肌のコラーゲンを維持する方法とは?
コラーゲンは日々体内で合成されるものですが、年齢を重ねるとともにコラーゲンを合成する役割を持つ細胞の数が減ったり、細胞そのもののはたらきが低下することで、コラーゲンの量は年々低下していきます。
肌中のコラーゲンの量は、60代で20代の約半分程度まで低下するという報告もあり、肌のハリと弾力は加齢とともに失われていってしまうことがわかっています。
ですから、いつまでも美しい肌を維持するためには、日々の生活やスキンケアの中でしっかりとコラーゲンのケアを取り入れていくことがとても大切です。
今から、その方法についてご紹介していきますね。
コラーゲンは補うだけでなく、育てるケアを
コラーゲン配合の化粧品を使っても、実は肌のコラーゲン自体が増える効果は期待できません。
化粧品には主にⅠ型コラーゲンがよく使われており、肌表面のうるおい効果には大変優れた成分ですが、コラーゲンそのものを肌に補うことはできないということになります。
ですから、コラーゲンを維持するためには「コラーゲン合成を促進」するケアを取り入れる方が効果的です。
そこでおすすめなのが、「ペプチド」配合のスキンケアです。
ペプチドとは、いくつものアミノ酸が連なってできたタンパク質で、ハリ・弾力に欠かせないコラーゲンやエラスチン産生のサポートが期待できる成分です。コラーゲンよりも分子量が小さく肌になじみやすいのも特徴といえます。
ペプチドは、もともと肌に存在していて肌細胞の生成や質の向上、さらに肌の密度を維持させていますが、コラーゲンと同様に年齢とともに減少すると言われているためぜひスキンケアで取り入れたい成分です。
コラーゲンを含む食事を取り入れる
コラーゲンは少し前まで、他のタンパク質と同様に胃でアミノ酸に分解されて吸収されるため、コラーゲンそのものを摂取する必要はないと考えられていたようです。
しかし、最近の研究ではコラーゲンは他のタンパク質と違い、一部ペプチドとして体内に吸収され、コラーゲン産生を高める可能性があることが分かってきました。
コラーゲンは、肉類ではスジや内臓に多く、魚だと皮部分に含まれるため日常的に摂取するのは難しいかもしれませんので、コラーゲンのサプリメントや大豆などのペプチドを多く含む食事を取り入れるのもおすすめです。
コラーゲン産生に関わる「ビタミンC」を採る
体内でコラーゲンを産生させるためには、ビタミンCの存在も欠かせません。
ビタミンCは、コラーゲンを合成するための酵素に働きかける「補酵素」の役割があります。
つまり、ビタミンCなくして、体内でコラーゲンは作られないということになります。
ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれますが、水溶性のビタミンのため数時間で体内から排出されてしまいますので、食事とスキンケアで定期的にビタミンCを補っていくとよいでしょう。
紫外線やブルーライトがコラーゲンを減少させる?徹底した紫外線対策を
紫外線にはUVA波とUVB波があります。
UVA波やブルーライトは真皮まで、UBV波は表皮の深部まで到達して、コラーゲンを変性させてしまう作用があります。
コラーゲンが変性してしまうと、皮膚内のコラーゲンの構造が崩れることで劣化してしまい、肌は土台から崩れてしまいます。また、紫外線やブルーライトはコラーゲンを産生する細胞にも作用し機能を低下させることで、合成量自体も少なくなってしまうことに。
特に真皮のターンオーバーは、表皮のターンオーバーと比べて長く、新しい細胞と入れ替わるまでに3〜5年かかるともいわれていますので、コラーゲンが壊れてしまう前に徹底した紫外線対策が必要です。
雨の日や室内でも紫外線は降り注いでいるので、1年通して紫外線対策をすることをおすすめします。
詳しい紫外線対策は、【光によるシミを防ぐ!】シミの原因「3種の光」対策で美肌を保つ」に詳しく記載していますので、気になる方はぜひご覧ください。
エステダムのプロコール テクノロジーで肌本来の底力を呼び覚ます。
コラーゲンは非常に大きなタンパク質で、ペプチドと呼ばれる短いアミノ酸の結合で構成されています。加齢や過酷な環境要因にさらされることで、コラーゲンの生成は時間とともに減少し、小じわ、しわ、ハリの喪失、顔の輪郭の緩やかなたるみにつながります。
そしてそれは、化粧品でコラーゲンを補うだけではなかなか防ぐことはできません。
そこでエステダムでは、肌の自然な生物学的メカニズムの強化に着目。
エステダムはエコバイオロジカルなアプローチに基づき、肌本来の引き締めメカニズムを刺激することを目的に、皮膚のコラーゲンを構成するものと同様の生体模倣ペプチドを開発しました。
これをプロコール テクノロジーと呼び、この技術は肌にもともと存在する5種類のコラーゲンの合成を刺激することで、肌の各層の維持と構造を強化します。肌のハリと構造が改善され、肌表面がなめらかになります。
ふっくらとハリ・弾力に満ちた肌は、コラーゲンの健康と質がとても大切です。
コラーゲンの特性を正しく知り、日々の生活で賢く大切なコラーゲンを維持していきましょう。
エコバイオロジーについて詳しくはこちら
まとめ
今回は、コラーゲンの正しい知識とコラーゲンを維持する方法についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
加齢に伴う肌機能の低下は避けて通ることはできませんが、日々のスキンケアや食生活を意識することで、若々しく美しい肌を維持することが可能です。
コラーゲンはそもそも活発に産生されるものではありませんので、スキンケアや食事で産生をサポートしつつ、紫外線などの外的要因からしっかり守ってあげることが大切です。
この機会にぜひご自身のスキンケアや食生活を見直してみてくださいね。