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【疲れ顔にサヨナラ!】目の下のたるみの原因と対策を徹底解説

見た目の印象を大きく左右する目の下のたるみ。
メイクをしてもなかなか隠しきれず、お悩みの方も多いのではないでしょうか?
顔の印象の8 割を占めるとも言われる目もとがたるんでしまうと、出会う人にどうしても疲れた印象や老けた印象を与えてしまいます。
たるみは40 ~ 50 代以降の悩みと思われがちですが、実は加齢だけでなく日々のスキンケアや生活習慣でも目の下のたるみが進行してしまうため、最近では20 ~ 30 代の若い世代でも目の下のたるみに悩む人が増えています。
目もとは皮膚の中でも特にデリケートで、エイジングサインが出やすい部分。だからこそ、早めのケアが大切です。
そこで今回は、目の下のたるみの原因と、毎日の生活に取り入れられるたるみケアをご紹介します。
目の下のたるみは放置するとどんどん進行してしまうので、今日からぜひたるみケアにトライしてみましょう。

目次

1.目の下のたるみはなぜできる?

1-1 ハリ・弾力の低下

1-2 顔の筋肉の低下

1-3 目の下の老廃物

2.年齢だけじゃない。目の下のたるみを加速させてしまう生活習慣

2-1 疲れ目(スマホ・PC)

2-2 間違ったクレンジング

2-3 紫外線

3.まだ間に合う!目の下のたるみのためのセルフケア

3-1 ハリ・弾力ケア

3-2 目もと専用のアイクリームやアイパッチで集中保湿ケア

3-3 目もとのクレンジングは意識して優しくオフ

3-4 毎日の紫外線ケアを欠かさない

3-5 目もとのマッサージで眼輪筋の緊張をほぐす

3-6 目の休息も忘れずに

4.まとめ

目の下のたるみはなぜできる?

目の下のたるみは何が原因で起こるのでしょうか?
目の下のたるみと一口に言っても、原因は決して一つではなく、「ハリ・弾力の低下」+「顔の筋肉の衰え」+「老廃物の蓄積」の3つの主な原因が複合的に重なりあって引き起こされています。

効果的な目の下のたるみ対策に向けて、まずは原因をしっかり把握していきましょう。

ハリ・弾力の低下

一つ目の原因はハリ・弾力の低下です。

皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3 層から成り、このうちの真皮劣化によるハリ・弾力の低下が、たるみに大きく影響します。

皮膚のハリ・弾力の低下は、加齢や、紫外線などの外的要因により真皮を支えるコラーゲンやエラスチン、水分を保つヒアルロン酸が減少することで起こります。
ハリと弾力が低下すると、皮膚が重力に逆らえずに下がってしまい、たるみが発生してしまうのです。

そして、目もとの皮膚は体の中でも特に薄く、皮脂も水分も蓄えにくいため、バリア機能が非常に低いといわれる部分。
そのため、目のまわりは紫外線などの外的刺激により真皮がダメージを受けやすく、最もハリ・弾力が失われやすい場所でもあります。
「目もとの皮膚が一番最初にたるみやすい」と言われるのは、これが大きな原因のひとつといえるでしょう。

顔の筋肉の低下

2つ目の原因は、顔の筋肉の低下です。

目の周りには、クッションのような役割で眼球の重みを支えている眼窩脂肪(がんかしぼう)があり、それを包み込むように眼輪筋(がんりんきん)という筋肉が存在しています。
しかし、加齢などにより眼輪筋(がんりんきん)が衰えると、支えきれなくなった眼窩脂肪(がんかしぼう)が下垂して前にせり出し、目の下のたるみとして現れます

また、この眼輪筋(がんりんきん)の低下による目の下のたるみは、皮膚のハリ・弾力が少ないほど目立ってしまいます。
眼球の重みではみ出そうとする眼窩脂肪(がんかしぼう)を押し戻すためには、前項で説明した皮膚のハリ・弾力も絶対に欠かせない要素といえます。

目の下の老廃物

3つ目の原因は、目の下の老廃物の蓄積、いわゆる「むくみ」です。

むくみの原因は、主に塩分・アルコールの取りすぎや睡眠不足など。
目もとは皮膚が薄く目立ちやすいため、外食した翌朝むくんで目が腫れぼったくなってしまったなんていう経験をした人も多いかもしれませんね。

むくみは一時的なものと放置されがちですが、繰り返すことで皮膚が伸び、元に戻らずたるみに繋がることもありますので、軽く見るのはとても危険です。

年齢だけじゃない。目の下のたるみを加速させてしまう生活習慣

目もとのお悩みは、年齢とともに増えてくるもの。
しかし、その原因が「加齢」だけかというと、実はそういうわけではありません。
普段の生活習慣が原因で、20~30代でも目の下のたるみに悩む人がとても増えています。

年齢を重ねるのを止めることはできませんが、老化を促進してしまう生活習慣は早めに改善するのがベストです。
目の下のたるみを加速させる生活習慣をいくつかご紹介しますので、普段の生活をぜひ見直してみましょう。

疲れ目(スマホ・PC)

とてもデリケートである一方で、他のどの場所よりも酷使され続けるのが「目」です。
現代では、1人1台スマホがある生活が当たり前。
スマホやPC が進化してどんどん便利になる一方で、一日中画面を見つめて目を使う時間は格段に増えましたよね。

そもそも目は、1日に2万回以上瞬きをするとても忙しい場所。
ところが、画面を見続けることで、瞬きの回数が極端に減ってしまい、目の筋肉を低下させてしまいます。
筋肉の低下により目の周辺の血流が悪くなると、必要な酸素や栄養素が行き届かず、目もとの老化が加速。
これは年齢に関係なく、むしろ若い世代の方が陥りやすい生活習慣なので注意が必要です。

間違ったクレンジング

毎日何気なくやっているクレンジングもやり方によって目の下のたるみが加速する原因に。
クレンジングでたるむ原因、それは「摩擦」です。

滑りの悪いクレンジング剤を使ったり、もったいないからと少量でクレンジングしたりすると、余計な力が入り肌に刺激を与えてしまいます。
刺激で肌にストレスがかかると、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を減少させ、やがてたるみに発展してしまうのです。

マスカラやアイライン、アイシャドウなどたくさんのメイクを重ねた目もとは落とすときについつい力が入ってしまいがちですが、ゴシゴシとこすらずにポイントメイクリムーバーなどを使いながら優しく落とすことが重要です。

紫外線

紫外線にはUVA 波とUVB 波の2つがあります。
いずれも肌に悪影響を及ぼす紫外線ですが、このうち、たるみに大きく関係するのが「UVA 波」です。

UVA 波は波長が長く肌の奥、つまり真皮にまで到達し、ハリ・弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を破壊・変性させる性質があります。
UVA 波は雲やガラスも貫通する強い紫外線です。曇りの日や屋内でも浴びるリスクがあるため、注意が必要です。

まだ間に合う!目の下のたるみのためのセルフケア

たるみは、年齢とともに進行してしまうものですが、諦める必要は決してありません。
原因をしっかり理解して、ケアをすれば目の下のたるみの進行を抑えて目立たなくすることも可能です。

日々丁寧にケアを積み重ねることで目の下のたるみの予防にもなりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハリ・弾力ケア

ハリ・弾力の低下は、たるみを目立たせてしまうため、年齢を重ねて行くうえで欠かせないエイジングケアです。
ハリ・弾力の源であるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸はそもそも半年サイクルでしか作りだすことができないうえ、加齢や紫外線などの外的要因によって減少してしまいます。

そこで、毎日のスキンケアで意識的にハリ・弾力ケア成分を肌に補給していきましょう。

ハリ・弾力ケアには、減少してしまった保湿成分(セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸など)を肌に補充したり、コラーゲン・ヒアルロン酸などの生成を促すCICA(ツボクサエキス)やエンドウマメペプチド、コラーゲンの生成に必須のビタミンC、ナイアシンアミドなどのビタミン類といった成分を肌に補給するスキンケアアイテムを取り入れるのがよいでしょう。

目もと専用のアイクリームやアイパッチで集中保湿ケア

目もとのケアではアイクリームを使うのが一般的です。
でもなぜ普通のクリームではダメなのか知らない人も多いはず。

普通のクリームとアイクリームの違い、それは「肌の上に留まる力」です。
のびがよくみずみずしいクリームやジェルは、肌になじみやすい半面、肌の上で水分の蒸散を防ぐ力は比較的弱めといえます。

一方、アイクリームは、デリケートな目もとのケアをするために作られたアイテムですので、塗ったところにしっかり留まり、長時間目のまわりの皮膚をうるおいで満たすことが可能です。

また、目もと専用パックやアイパッチで物理的に蓋をする短時間集中保湿はとても有効。
アイパッチは目もとに貼るスキンケアなので、手で触ったり、枕でこすれてアイクリームが落ち、効果が薄れてしまう心配もありません。

目のまわりの皮膚はとても薄いため、皮脂も少なく水分を貯えるのがとても苦手です。
乾燥はたるみと関係ないと思われがちですが、うるおい不足はバリア機能を低下させ、たるみが進行してしまう原因になるため、保湿ケアを徹底していくことはとても大切なことと言えます。

目もとのクレンジングは意識して優しくオフ

目もとは、ウォータープルーフのマスカラや目の際のアイラインなど落ちにくいメイクを重ねる場所。
なかなか落ちずについつい力が入ることもあるかもしれません。
でも、ゴシゴシこするクレンジングは肌に刺激を与え、目の下のたるみを引き起こしてしまうので注意が必要です。

目の周りのクレンジングは、ぐるぐると回すのではなく、眉毛、まぶた、目の下の順に、顔の中央から外へ流すように指を滑らせます。

落ちにくいメイクをしている人は、ポイントメイクリムーバーをたっぷり含ませたコットンを使って、こすらずやさしくふき取るのが良いでしょう。

毎日の紫外線ケアを欠かさない

人の老化は年齢20%、光(紫外線)老化が80%と言われるほど、紫外線は見た目に影響を与えます。
紫外線は、若さの大敵。当然たるみも例外ではありません。

特に目もとはバリア機能が低く紫外線の影響を受けやすいので、紫外線対策は毎日欠かさずするようにしましょう。
一日中部屋から出ない日でも、ベランダに出たり、窓から入ってくる光を浴びたりすることはあると思いますので、朝のスキンケアでUV下地を塗ることを習慣にするのがおすすめです。

目もとのマッサージで眼輪筋の緊張をほぐす

日々目を酷使することで、眼輪筋は常に緊張状態にありますので、しっかりほぐして鍛えてあげることが重要です。
人の目は瞬きで絶えず動いている状態ですが、瞬きは目を疲れさせるだけで眼輪筋が鍛えられることはありませんので、普段のケアの中で眼輪筋のマッサージを取り入れましょう。

マッサージは目の下のたるみケアとしてとても有効ですが、一方で目もとの皮膚はとてもデリケートなので、力を入れて無理に圧をかけると、かえってたるみを引き起こしてしまうことになりかねません。

目もとのマッサージは、アイクリームなどを使って摩擦が起きないようにすること、また、爪を立てたり指に力が入りすぎないようにするなど細心の注意が必要です。

皮膚に負担をかけないようにするために、目もとマッサージ用のグッズを使うのもおすすめです。
先が丸くつるつるとした素材でできた目もとマッサージ用のものを選んで使ってみましょう。

ここで、アイクリームをつかった目もとのマッサージ方法をご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

―目もとのマッサージ方法―

1.目じり、目頭、上瞼、下瞼の4点にクリームを置き、内側から外側へ薬指を滑らせるように塗り広げます。

2.マッサージ用のスティックで、内側からくるくると円を描くようにマッサージします。
 このとき力を入れすぎないように注意してください。

3.最後にアイホールに沿って指を滑らせて完了です。

詳しくは、アイクリームを使ったマッサージ方法の動画(エステダムのハンドテクニック)をご覧ください。

 

目の休息もわすれずに

スマホやPC を長時間使用し目を酷使する機会が多い人は、目に休息を与える時間を意識してとるようにしましょう。
アイマスクや目薬なども有効ですが、数分間目を閉じているだけでも光が遮断されて目を休めることができます。

同じ画面を見続けると筋肉が凝り固まってしまうので、眼輪筋のトレーニングを取り入れることもおすすめです。
眉毛と頬は動かさず、瞼を開いて数秒間キープするのを数回繰り返すだけでも筋力アップが見込めますので、気が付いたときにぜひ実践してみてください。

まとめ

いかがでしたか?

この記事では目の下のたるみの原因と対策について詳しくご紹介しました。
顔のたるみも気になる方は、【加速する“たるみ” にストップ】顔のたるみの原因と対策とは?の記事も御覧ください。

年齢や生活習慣によってどうしても避けられない目の下のたるみ。
しかたないと諦めてしまう前に、まずは普段のケアを見直して継続できるところから実践してみてください。
大切なのは日々の積み重ねです。

目もとは人の印象を決める大事なパーツなので、早めのケアで美しい目もとをキープしましょう。