
私は、フランス人女性としてビューティーの楽しみ方を知り、以前よりラグジュアリーブランド化粧品の教育プロジェクトを手掛けてきました。このコラムを通じて、フランスの女性の日々のお手入れやテクニックを使った美容方法を皆様にご紹介できることを、大変うれしく思います。全4回に渡り、パリジェンヌが実践している美のノウハウを、お伝えしていきます。
前回は、パリジェンヌのエイジングケアに関する生活の知恵をお話しいたしました。今回は、食についてお伝えいたします。

パリジェンヌは、食事の時間をとても大切にします。それは、コミニュケーションの場であり、美しさの源になる時間だから。ゆっくりと時間をかけて食事をする。“食事を摂る”というより“食事を楽しむ”という感覚なのです。人の肉体は、その食生活を反映しています。健康的で輝きのある肌、絹のような光沢ある髪、すらりとしたスタイルを保ちたければ、良質な食材を楽しみながら摂る事を学びましょう。良質な食事で得られるナチュラルな美しさには、老化と戦ってくれたり、筋力を強くしたり、シルエットを美しくしてくれる力があります。
もちろんお肌の健康や輝きは、食事に密接に関係しています。輝きのある肌を取り戻すには、どうしたらよいでしょう?どうしたらくすんだ顔色をもとに戻すことが出来ますか?その秘訣は、フォークの先にある物。つまり食材にあります。

健康的な肌を求めるなら、今の自分の食事内容を見直す必要があります。そして、肌に必要な栄養素を積極的に摂りましょう。特に、ビタミン・ミネラルは、美しい肌にとって1年365日必要不可欠なものです。これは、食事療法に関心の高いフランス人女性にとって欠かすことの出来ない栄養素。肌に内側から栄養を与えるベースとなります。ビタミンA、B、C・・・カルシウム、鉄など・・・具体的にあげるととても多くなってしまいますが、野菜や果物、肉魚、穀物類をバランスよく摂取することで、きちんと得られます。

エイジングへの取り組みとして、とても有効的なのが酸化防止作用のある食材を摂ることです。私たちは空気を吸って太陽の光を浴びて生きている限り、酸化は避けられません。例えばリンゴを半分に切って、その断面を放置しておくとだんだん茶色くなりますが、それがまさに酸化現象です。
抗酸化成分は肌の老化を促進する有害な物質を中和させるのに役立ちます。ポリフェノール、ビタミンA、C、E、ベータカロチン、セレニウム、亜鉛、がそうです。
これら酸化防止の栄養素の殆どが果物や野菜に含まれています。だから美しさと健康のために1日5個以上の野菜や果物を取りなさいとアドバイスするのですよ!これは、夏でも冬でも1年中です。

必須脂肪酸は、肌のしなやかさと弾力性のために欠かせない栄養素です。肌の表面の角質層内部で細胞と細胞をつなぐセメントの様な働きをします。レンガ作りの家を想像してください。レンガだけで積み立てた壁は、少しの衝撃で崩れたりヒビが入ってしまいます。しかし、レンガの間にセメントを厚く塗れば衝撃を吸収し押し返すので、柔軟な構造になるのです。肌も同じです。
ただし、必須脂肪酸は体内で作ることができないので、食事から摂るしかありません。必須脂肪酸はその名のとおりひまわり油やコーン油など様々なオイル類に含まれます。少量で大きな役割を果たすので、1日の摂取量はスプーン1.5~2杯で十分です。また、くるみや大豆にも多く含まれます。

食べることはとても重要なビューティケアです。たくさん食べ過ぎたり、偏った食事をしない。また、化学調味料を使ったインスタントフードを控えるなど、少しの意識の変化によって、簡単にできる身近なビューティケアでもあります。























